デジタル放送が始まって、ブラウン管のテレビも姿を消していきましたが、処分せずにまだ家に残っているご家庭も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
これから使うこともないからといって、家電リサイクル法ができたことにより、ブラウン管テレビは、粗大ゴミで出せていた時のようには出せません。
ここでは、家電リサイクル法ができた理由やテレビの処分方法をご紹介します。
家電リサイクル法ができた理由
そもそも家電リサイクル法は、どのような理由でできたのでしょうか。
戦後、日本は人口が急増した結果、多くの物を消費するようになり、新しい製品を購入するために十分使える物でも捨てられちゃうゴミが大量に出るようになりました。
そうした結果がオイルショックにみられる資源エネルギー問題と公害だったのです。
そのタイミングでリサイクルが導入されて、各業界で各原材料に対してのリサイクルが制定されだしました。
包装や容器も今は当たり前のようにリサイクルされていますが、それらの1つになります。
家電リサイクル法ができたことで、それまでは各自治体で埋め立てや焼却処分を行っていたゴミも減って、部品として使われている金属が再び資源として利用できるようになったのです。
すべての家電に家電リサイクル法が適用されているのではなく、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンといった大型家電の4品目が対象です。
なかでもテレビは、古いブラウン管のテレビだけじゃなく、最近の薄型テレビも対象です。
そして、家電リサイクル法は、資源の再利用の目的だけじゃなく、家電の製造に使われてきた水銀やフロンなどといった有害物質を正しく適切に処理することも目的です。
テレビの処分方法3選
それでは、もう使わないテレビはどんな方法で処分すればいいのでしょうか。
方法は、3つありますが、どれもリサイクル料金を支払う必要があります。
1.リサイクルショップに依頼する
ブラウン管のテレビは、日本で放送が見れませんが、海外ではまだ、需要があります。
ですが、日本でもゲーム機やビデオを接続して活用することもできますし、デジタルのテレビであればさらに需要があります。
処分されないなら、リサイクル料金は発生しません。
状態がいいテレビなら、買取りが可能な場合もあります。
ですが、値がつくかつかないかはリサイクルショップに持ち込んでみるまではわかりません。
2.メーカーに依頼する
テレビを新しく購入する時に引き取り依頼する方法と、メーカーに連絡して、指定された場所に持ち込む方法があります。
もし、引き取り依頼する場合は、運搬料とリサイクル料金を支払う必要があります。
3.不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に引き取りを依頼する方法もあります。
ご自身で家電リサイクル法に基づいた適切な処分を行う代わりに、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうことができます。
人件費や運搬費、リサイクル料金を支払う必要がありますが、大型テレビのような重量がある物をご自身で運び出す必要もなく、リサイクルショップや指定の回収場所まで運ぶ必要もありませんので、高齢者世帯や一人暮らし世帯の方も労力も手間も省けますので便利です。
不用品回収業者に連絡してあとは任せるだけで、家からの運び出しから処分に関する手続きまですべて行ってくれます。
スグに処分したい方や、手間や時間をかけたくない方にはおすすめです。
業者のなかには、需要があるテレビや状態がいいテレビを買取ってくれる業者もいます。
見積り無料、ご相談無料で行っている業者も多いので、テレビの処分をお考えであれば一度相談してみましょう。